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志とともに

2011年12月31日|房国の『興味津々旅に出よう』

 さて、会社の出来事は簡単に山共ブログの方で書きましたが、

 

私自身としては、

 

今年は「可能性を裏切らない」という言葉を年頭の書初めに書き、

 

色々な仕事、役職をやってきた一年でした。

 

その中で分かったことは・・・

 

引き受けすぎると、何もできなくなるという事、でした。

 

当たり前の事かもしれませんが、本当にそれを実感し、

 

様々なジレンマを抱えつつ過ごしてきた一年でした。

 

 

 

また私も34才になり、

 

人生とは何ぞや、的なことも考える日々でした。

 

どんどん増えていく国の社会保障費の問題などを考えた時、

 

「人は何歳まで生きれば満足するのか。」ということも思ったりしました。

 

そんな時に司馬遼太郎「竜馬がゆく」を読み、

 

人は生きているうちで一つの事くらいしか物事を達成できないという事を感じた次第です。

 

ならばせめて自分が死んでゆく時に

 

「俺はこの事だけはやったぞ」と、ちゃんと言えるような生き方をしたいと思います。

 

 

 

これは同時に「志とは何ぞや」という問いにもつながると思います。

 

「目標」や「夢」とは違う、「志」の持つ意味。

 

ある友達が「生涯をかけて取り組むこと」と言っていましたが、

 

私の場合ちょっと言い方を変えて、

 

「これが出来たら死んでもいい」と思えるような事、と定義づけました。

 

 

 

それでは田口房国の志とは?と問われれば、

 

「林業を食える産業にしていく事」。

 

そのためには大きな障害がたくさん待ち受けています。

 

が、それが達成できれば、

 

例え私が死んだ後でもそこで沢山の人が職を得ることが出来ますし、

 

その恩恵を社会が享受できるからです。

 

 

 

今年もたくさんの生き死にの場に遭遇し、

 

こうしてまた一つ年を越えてゆく時に、

 

自分の立ち位置を確認し、

 

自分の無限の可能性を信じ、

 

自分の為すべきことを決めた時、

 

「今」を踏みしめていく力が胸の奥底から湧いて出てくる、そんな心境です。

 

 

 

 

今年もたくさんの人との出会いがありました。

 

昨日、多治見の勉強会の「望燃会」があり、

 

その場であまりお話ししたことがないAさんから

 

「森林文化アカデミーの講演以来のファンです」と嬉しいお言葉を頂きました。

 

自分の目の届く範囲以外のところからも沢山の人が私の事を見ていてくれて、

 

応援していてくれる。

 

人は、生きていくその一瞬一瞬の積み重ねなんだなぁと改めて実感し、

 

今年も確かに歩んできた一年間だったんだなぁと思いました。

 

 

 

そんな世の中の様々なことに感謝し、

 

そしてこの社会に対して私がすることを胸に抱き、

 

また新たなる一年に踏み出していきます。

 

 

 

今年一年、ありがとうございました!

 

皆さん、良いお年を!